キノコを求めて三千里

今日はダイビングではなく、光キノコを探しに和歌山県の山の方まで行ってきました。ガイドの方からも場所は秘密にすることを約束したら連れて行ってもらえるという仕組みなので場所シークレットです。光キノコは日本にそんなに種類はなく、世界で70種、日本で13種、八丈島に7種類がみられるそうです。僕も家の近くに比叡山があるので、山の中で1種類でも光キノコを見つけてみたいなあと思っているところです。今回僕がみてきたのは、シイノトモシビダケという「天上の光のキノコ」と言う日本固有のキノコです。夕方に探しに行って。対象を見つけたら、日が落ちるまで写真を撮りました。

こんな感じでファンシーなキノコが・・・・

日没後にはこんな感じで、ほのかに緑色に光ます。最初はほのかすぎてわかりにくかったのですが、暗くなると。

こんな感じで見えるように。いやマジですごい。これが撮りたくて、こっそりOM-1を購入したかいがありました。(写真は少し光らせていますが、個体差はありますが結構光ります。)

近くの比叡山でも見つけてみたくて、週末は雨が上がったら探しに行こうと思います。

ちなみに発光キノコをまとめると以下の通り。

発光キノコとその仲間たち:生態と日本の分布

和名 (わめい)特徴属名 (ぞくめい)主な生息環境日本での主な発見場所
シイノトモシビタケ淡い緑色の光を放ちます。Mycena (クヌギタケ属)主に梅雨時期から秋にかけて、シイ・カシ類の枯れ木や枯れ枝に発生します。日本では、本州(特に紀伊半島など)、四国、九州、沖縄などの温暖な地域で確認されています。特に和歌山県などが知られています。
ヤコウタケ緑色の強い発光が特徴です。Mycena (クヌギタケ属)主に春から秋にかけて、枯れたヤシ類(特にフェニックスなど)の幹や葉柄、枯れ竹、サトウキビの絞りかすなどに群生または束生します。日本では、小笠原諸島、八丈島、沖縄などの亜熱帯地域に分布しています。近年では本州の一部(温暖な沿岸部など)でも確認例があるようです。
ツキヨタケ褐色で、傘が半円形です。(毒キノコ)Omphalotus (ツキヨタケ属)主に夏から秋にかけて、ブナやイタヤカエデなどの広葉樹の枯れ木や立ち枯れ木に重なり合って発生します。発光は成長した子実体のひだに見られます。日本では、北海道から九州まで広く分布しています。特にブナ帯の森林で多く見られます。食用のヒラタケやムキタケと間違えやすいため注意が必要です。
シロヒカリタケ白い光を放ちます。Favolaschia (シロヒカリタケ属) (旧分類では Mycena)熱帯から亜熱帯の森林で、枯れ木や枯れ枝に発生します。発光は全体的に見られるとされます。日本では、小笠原諸島や沖縄などの亜熱帯地域に分布しているとされていましたが、情報が非常に少なく、詳細な分布域や生態については不明な点が多いキノコです。近年は Favolaschia 属に移されたという情報もありますが、学名や分類については研究が進められている可能性があります。
ホシノヒカリタケ星のような形をした発光キノコです。Mycena (クヌギタケ属)主に熱帯から亜熱帯の湿潤な森林で、枯れた小枝や葉の上に発生します。非常に小型のキノコです。日本での確実な発見記録や詳細な分布情報は非常に限られています。一部の文献や報告で沖縄などでの存在が示唆されることがありますが、一般的に観察される機会は稀で、生態についても不明な点が多いとされています。
コンルリキュウバンタケ濃い緑色の光を放ちます。Panellus (スエヒロタケ属) (または近縁の属)主に熱帯から亜熱帯の森林で、枯れ木や朽木に発生します。小型で、杯状または円盤状の形をしています。日本では、沖縄などの亜熱帯地域での記録がありますが、こちらも非常に情報が少なく、詳細な分布や生態については不明な点が多いキノコです。学名や分類についても、最新の研究で変更されている可能性があります。発光するキュウバンタケ属の仲間として知られています。

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